笄という言葉の由来 (投稿2件)[1〜2]


1:高巣さん
弓道で笄(こうがい)というと竹弓(外竹)の破損(を示す言葉だと理解していますが,広辞苑でひくと下記のようになります。

こう‐がい【笄】カウガイ
(カミガキ(髪掻)の音便)
#1,男女ともに髪をかきあげるのに用いる具。箸に似て、本を平たく末を細く、銀・象牙などでつくる。紫式部日記「白銀の―」
#2,近世、女の髷まげに挿して飾りとする具。金銀・鼈甲べつこう・水晶・瑪瑙めのうなどでつくる。猿蓑4「―もくしも昔やちり椿」
#3,刀の鞘の差し表に挿む箆へらに似たもの。髪をかきあげ、また、烏帽子えぼし・冑かぶとなどをかぶった時、頭のかゆい時に掻くのに用いたという。

いずれも髪をととのえる道具を示しており弓との関連はなさそうです。
形状も5寸くらいの板状のものが大半で,形が似ているわけでもなさそうです。

どこから竹弓の破損を笄というようになったんでしょう。
御存知の方はいませんか?

2:前三さん
現代弓道小事典にも出ていなかったので、想像ですが、竹が割れて飛び出た部分が↑の笄に似ているので、笄が「出る」と言うのではないでしょうか?


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