射位から的までの距離 (投稿6件)[1〜6]
- 1:kojiroさん (08-01-04 22:06, ID:6RdQNok [12670])
- 射位から的までの距離は28メートルですが、なぜ28メートルとなったのでしょうか。
手先から15間が小的前の標準と、何かに書かれていました。
歴史的な理由があるのでしょうか。
- 2:たぶんおやじさん (08-01-04 22:27, ID:CKwcbM6 [12671])
- なぜ、28.0mと競技規則と書かれなかったのなら知っています。
- 3:高巣さん (08-01-05 01:21, ID:IB49c7. [12672])
- Google の電卓機能によると15間 = 27.2727273 メートル とのこと。
>手先から15間が小的前の標準
身長によって多少変わりますが,手先から射位(身体の中心)の長さを約70センチメートルと考えて,27.3メートルと70センチメートル(0.7メートル) を足すと28メートルになります。
手先まで70cmは短いのではないかとの意見もありそうなので補足ですが,戦前までの男子の平均身長は160cm程度でした(現在は約170cm) 。すると手を伸ばした中指の先から身体の中心までは約80cm。中指の先から天文筋(弓のある位置)までの長さが約10cm。弓のある位置から身体の中心までは80-10=70cmとなります。
尺貫法を国際単位系であるメートルで表現しなおしただけではないでしょうか。私はこのように理解してます。
同様に遠的の60メートル = 33間です。
>たぶんおやじさん
もしかして28.0メートルではないのは27.5mから28.4m程度の誤差は許容するという意味でしょうか(四捨五入)。
- 4:高巣さん (08-01-05 03:46, ID:IB49c7. [12673])
- 15間について非常に良い説明がありました。
KenさんのBLOGS
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroken3147/42586564.html
(以下抜粋)
それではなぜ15間なのでしょうか??
日本の戦場で使われていた武器の中で一番長い物が鑓です。 長さは最長で3間ありました。三間鑓
弓道の古文書の中には鑓脇射様という項目があります。
戦闘は矢合わせから始まって,弓隊は数矢,征矢の順番で引き,鑓隊を引き連れながら,敵との間合いを徐々に詰めて行きます。間近に迫って最終的には戦闘を,鑓,刀と交代します。
これから戦場における弓の間合を15間と定めたのです。
鑓は前につきだして3間,後ろに引き込んで3間,1人で6間の空間を守ることが出来ます。
鑓が2人で向かい合って 6間×2=12間,そしてさらに間合いを3間取ると15間になります。
この鑓の間合い15間の外から引いたのが弓です。
で,普段より15間をひとつの基準として稽古していたのです。
- 5:たぶんおやじさん (08-01-05 16:03, ID:CKwcbM6 [12674])
- 競技規則には28mと在ります。ということは
27.1mから28.9mとなる
28.0メートルは27.5mから28.4mとなります。
何方かが28mを強力に推した為そうなったそうです。
28mにしたいだけどその表記が理解できなかったようです。
その理由に笑えます。
- 6:晩成さん (08-01-20 23:18, ID:mFtJUgc [12756])
- 確か古文書に弓の距離として5,10,15,20間..等々色々あった様に記憶します。そしていつの頃かに射位で十文字の規矩を保つ15間が適当と今日に伝わったのではないかと思うのです。そしてその15間がメートル法で28メートルであった訳です。
ちなみにモンゴル弓・朝鮮弓は100メートル超ですから射形は鳥打となり私としては関心しません。
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