並弓&伸び弓の選択基準 (投稿9件)[1〜9]


1:狂月さん
初歩的な質問なのですが、並弓と伸び弓とでは性能的にどのような違いがでるのでしょうか?自分は矢尺的にはどちらの弓でもいいと先生に言われているので、どっちにしようか悩んでいます。伸び弓と並弓の長所・短所などを教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。

2:天井裏から愛をこめてさん
好みの問題だと思います。

弓の引き尺と反発力の特性は正比例では無く、弓の銘柄によっても異なるはずです。
(すみません、詳しくは知りません)

ですから、先生に「どちらでも良い」と言われたのなら、好みの問題だと思います。

ただし、狂月さん がまだ成長期にあるなら、伸び弓をお勧めします。

3:天井裏から愛をこめてさん
補足
私が仕方なく並弓を使っていた時は
引き分けの後半(会の直前)から急に強くなる感じがしていました。

その感覚が嫌と思うなら:伸び弓
大三が楽に出来ると思うなら:並弓
でも、良いと思いますよ。

2>のスレでも述べましかが、弓の銘柄によっても特性が違いますので、
実際に引いてみて、感覚を確かめるのが
一番良いと思います。

4:リハビリ弓人さん
弓にはいわゆる「底」というのがあります。

つまり、これ以上引いても反発力はこれ以上増えないという限界点みたいなものです。輪ゴムで言えば伸びきった状態でしょうか。

また、これは同時に素材の強度限界ギリギリの曲げ状態とも言えます。つまり、並弓を余計に引くという行為は、ほぼ限界まで伸びきった輪ゴムをさらに1〜2ミリ伸ばしてみるという行為と同じようなものです。

並弓を多少多く引いた時に、会のあたりで急に強く感じるのは、この「底」にあたっているからです。

竹弓の場合は、底にあたるということは、外竹切れ等の破損の危険性が増します。
竹弓を検討されているのなら、伸弓を検討された方が無難ではないかと思います。

ただ、カーボンやグラスの弓の場合は、素材の強度がありますから、多少底にあたったところで、そう簡単には壊れないものが多いようです。

逆に、わざと並弓を選択し、底にあたった状態で引くことで、多少緩んだり離れのキレが悪かったりしても、矢所が比較的乱れにくいという特性もあるようです。しかし、これは反対の見方をすれば、限界を超えて引いた分は矢飛びに反映されていないということですが…。

競技での的中を重視される方の中には、カーボンの並弓をそういった意図で使用される方もいらっしゃるようです。

この場合は当然会に入る際に多少強く感じるでしょうから、感覚的には不自然な引き応えになるかもしれません。

あなたの引き尺がどのくらいなのか、選択しようとしている弓がどんな素材のどの銘柄なのかわかりませんので、詳しくは言えませんが、竹の場合は特に良く注意して選択されることをおすすめします。

5:狂月さん
貴重なご意見ありがとうございました!!!
ちなみに身長は175pで矢尺は86pです。


ただ自分が伸び弓にしたくない理由として並弓と伸び弓では伸び弓の方が構造上握りが厚くなってしまうようで、今まで直心Uの並弓を引いていた自分としては、やっと形になってきた手の内が崩れそうで…しかし、自分の努力でどうにかなると思うし、どうにかします!!!なので弓の特性を重視して選ぼうと思いこのような質問をさせて頂きました。


またなにか知ってることや日頃の練習、長年の勘などでご意見ありましたら書き込みの方お願いします。

6:環さん
おっしゃられた矢尺とは矢束のことでしょうか?
であれば私は並寸のほうがいいと思いますが。実際わたしは矢束89センチて並寸を使っています。
まあ、直心シリーズを使うのであれば特に気にするほどではないと思います。

7:狂月さん
そうですかッ!!!じゃあ並で検討してみます!!!


実は次の弓には粋ノーマルにしようと思ってます。なのでただでさえ直心に比べ厚みが増すのに伸びにしたらさらに…でも矢束とかの関係で矢勢や射形に関わってくるなら。。。と思っていたところです。

ちなみに粋と直心は真逆の性質だと聞いています。でも弓具店で引かせてもらった感触と自分のフィーリングで引いてみたいと思ったので、自分の直感を信じてみよう思っています!
もしも反対意見や注意点がありましたら書き込みお願いします!!!多くの人の考えを参考にしたいと思ってます!

8:リハビリ弓人さん
粋を選択されるとするなら、押手の使い方がかなり変わることを覚悟された方が良いかと…。

ちなみに、並か伸びかという話であれば、粋の製造元の寺内弓具さんでは、僕が粋を買った時(10年位前、別作でした)は、並を推奨されました。僕は引き尺で90を超えますが、耐久性は並で問題無いし、並の方が中るとご主人に言われて、並を注文して購入した覚えがあります。

直心シリーズと粋シリーズでは、根本的に弓のバランスが違うので、会・離れの際の押手の使い方が全く変わってくると思います。

おそらく、直心シリーズを使用していた時の癖のまま、粋を使うと、矢所がかなり下になり、飛ばないように感じるはずです。

ここからはあくまで僕個人の感想なので、参考程度にしていただければと思いますが、粋の場合、会では直心よりも握りが前傾姿勢になるので、それに合わせて上押しをかけつつも、離れの瞬間に弓の下の方が強いせいか、下側が先に前に出るような感触があると思うので、その感覚に合わせて手首を多少緩めて、弓の下の元ハズ側を的正面に楽に開放させてやるようにすると、矢がとても良く飛びた記憶があります。

ただし、見た目としては離れで手首を返しているような感じになるので、あまり良くないことなのかもしれませんが…。

直心シリーズは粋と比較すると振動が大きく、バランス的には上が先に返ってくる感じなので、おそらく無意識に離れで上押しを強くして押さえつけるような癖になっている方が多いようです。確かにその方が矢も安定して飛ぶように感じますね。

個人的感想としては、比較をするなら、

直心→上強い(離れで上の戻りが早い)
蘇山・ミヤタ→直心と粋の間、真ん中くらい
粋→下強い(離れで下の戻りが早い)

ような感じがします。

そういうわけで、直心シリーズとは最も引き心地の違う弓のような気がするので、多少の練習が必要なことを考慮の上、ご購入されることをオススメ致します。

語弊があったらごめんなさい。別にどの弓に対しても悪意・他意はありません。
上記したものは、みんな使ってみたので、あくまで個人的感想です。

ただ、なにぶん使用していたのが10年近く前の記憶なので、もしかしたらどの弓も近年の改良で変わっているかも…。

あとはもっと最近の事情に詳しい他の方の意見を参考にしていただければと思います。

9:狂月さん
リハビリ弓さんコメありがとうございます!


また、返事が遅れてすみませんでした。


今の直心Uカーボンはとても気に入っている弓でその思い入れもあり他の直心にしようという気持にはなれない(理由としては不十分なことは承知してます)ということと、沢山の銘柄のある弓を自分でひいてみたいという思いがあり自分なりに調べた結果粋にたどり着いたのです。

また顧問の先生から弓選びの基準を伺ったところ
『射形は安定してるし、矢数もこなしてるから自分がひきたいと思う弓にするといい』
と言われました。
なので思い切って違った性質の弓、また今までの直心での練習から手の内には自信があるので長所を活かせる弓として粋にしてみようと思ったのです!!!


皆様のご意見と本ページのスレを見てこのまま並寸で探して見ようと思います。

長文すみませんでした。


また引き続き並から伸その逆へ変えた方の感想などありましたらカキコミよろしくお願いします。


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