初心者にいきなり弓を引かせてもいいか? (投稿12件)[1〜12]


1:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
ある道場の片隅を借りて稽古をしていたところ、全くの初心者らしい方が「弓道を始めたい」と言ってこられました、その道場の会員の方が応対されてましたが、いきなりかけをはめさせて弓を持たせ、巻藁前に立たせたのでいささか驚きました。私はその道場の人間ではありませんので何も言いませんでしたが、いきなり初心者の方に矢を番えさせ、巻藁とは言え矢を射させるのは如何なものかという気が致します。縁日の射的ならともかく、「弓道」を教えるからには、それなりの順序というものがある筈。それとも、今はこういうスタイルも珍しくなく、弓道人口増加のためにもやむを得ないことなのでしょうか?皆様のご高見をお願い致します。

2:たぶんおやじさん
引かして見て「引けないからちゃんと一からしようね」ではないのかな?

会員が少なくて激甘な指導なのかも・・・

私も何十人と飛び込みを相手しましたが
面倒を見切れないので隠居の先生か、弓道教室に」放り込んで教室出たらうちの道場に帰ってきてもらったりはしてましたがねえ。

お兄ちゃんの道具を持ち出してきた高校生やオークで弓を落札して引き方教えて欲しいという方々を思えば、まだ良いのではないでしょうか。

3:ホルンさん
もう昔の考えやめたら?もう知らん間に歳とっとんやし、これからは新時代到来なんやから、近未来って言葉知ってます?

4:紫弓さん
私は基本的には難しいと考えています。
 只、順序があるなら可能性はあると思います。
と、言うのも矢場の例があります。ご存知かもしれませんが、初心者が弓を引ける所です。もちろん指導者がおりますが、引き足らずにして、距離を短くして引かせます。その際道具は弱弓で、ちょんがけで引かせるものです。そして徐々に正しい矢束で引くことになるでしょう。このような状況であるなら行えます。昔の先生方も矢場から弓道を始めた方も多いでしょう。初心者も引けないこともないとは思います。


 その他、初心者講習会でも当日に引かせることもあります。ここら辺の団体指導は、弓道人口の拡大より、社会教育や生涯教育の難易度や達成度、期日の設定によるものが大きいでしょう。これは人口拡大の功罪ですね。

 やはり、初心者がその日に巻き藁で引かせられるかと言われたら、条件はありますが出来なくはありません。ただし、その前に安全認識と最低限の知識を教える必要はあるでしょう。でないと怖いですね。

 本来的には徒手練習、素引き、巻き藁、的前、簡略せずに順を追うほうが良いと思います。比較的少数であれば、それも可能でしょう。そうすれば、本当の意味での弓道人口拡大につながると思います。

5:ケロロンさん
ホルンさんの書き込みの真意が分かりません。ナニを言っているのでしょうか?
まさか、「すぐに弓を引かせないこと」が昔の考えで「すぐに弓を引かせること」が新時代到来・近未来なんて言ってないですよね?

小生、ここに書かれた近未来的な考えについて行けずに困っているので分かる方、説明をお願いできますでしょうか?

6:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
早速ご意見をお寄せいただき、有難うございます。

「弓を引く」ことが体を使う運動である以上、理屈より実践を重んずるのは当然でありましょう。「日本の弓術」の中では、ヘリゲル博士はいきなり巻藁を引かれたようですし、鈴木弘之先生は教本4巻で「弓の技術は引いているうちに自然に覚える」という意味の事を述べられています。

ただ、やはりそういった指導は一流の先生だからできる事であり、一般的な指導方法としてはどうかという気が致します。私自身いきなり「好きに引いておけ」と放置され、技術的な指導は殆ど受けられませんでした。その結果、全く芽が出ずに悪癖に長年苦しめられている事もあり、面倒なことのように思えても副読本にある指導の段階を踏むほうが結局は上達の近道であると考えております。
ましてや、弓を引くにあたって絶対必要であろう事柄(例えば、人に向けて弓を引かないといったマナー)を教えもせず、いきなり弓を引かせるのは、正しい指導の方法とは思えません。弓による事故が続発している現状を見るにつけ、その意を益々強くしております。

>会員が少なくて激甘な指導
私が間借りした件の道場では、稽古着に着替えない、射場への入退場に揖をしない、師範席に腰掛けて談笑する、といった光景が随所に見られました。これをどう受け止められるか、皆様の判断にお任せ致します。

7:たぶんおやじさん
>ゆるみ離れさま

ある範士十段の方も弓を習い始めた時に19kg前後の弓を渡され引いたと聞きました
巻き藁かどうかは覚えてませんが
ただ、酷い目にあったと・・・

ある高弟と指導とは厳しくするべきか、甘くするべきかどちらが良いかという話をしました。

厳しくても甘くても遅かれ早かれ壁に当たって続く人は減るでしょうということでした。
四段で躓く人・五段で躓く人・称号で躓く人色々です。

ただ、指導したりする身としては本人に怪我する事無く、弓を教えてあげたいと思うのは人情でしょう。
弓に取っ付き易い道場も要ると思ってみると良いかも知れません。

>ケロロンさん
色んな考えの人がいるのですよ。
責任が有る人無い人色々ね。

8:ぬふぬふさん
抜刀や居合道に興味をもち道場に行った時はいきなり本身の刀を渡されました。 その数分後素振りを教えてもらい1時間後にはまき藁を斬らしてもらいました。 その時頂いた言葉は『今日、今の事は絶対に忘れないように、もし忘れるようであれば上達はしない』的な言葉でした。その居合の道場へは家庭の事情で数回しか通えませんでしたがその先生とそれと同じノリの始動方法だったのではないでしょうか? 

9:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
>今日、今の事は絶対に忘れないように
居合いの先生が仰った意味は「抜き身の刀を持つ緊張感を忘れるな」という事ではないのでしょうか?無論、そういう意味が込められているのであれば、いきなり弓矢を手にして、という指導方法も有意義でありましょう。しかし、入退場の礼もしないような御仁に、それだけの気概と緊張感があるとは思えないのですが・・・。

10:ほんだりゅーさん
いきなりマキワラですか 状況次第では良いのでは? 弓を効率よく覚えるためなら最短手段   事故が起きる要因を廃除した状態であれば問題無いです。マキワラ練習は古来からの伝統 マンツーマンで教えてて マキワラ方向に人がいなければ 人がヒットされる事も無いでしょう 自動車教習所の見極め前と同じ CASE BY CASEです 経験者=安全 なんて事はない むしろ大事故は経験者に付き物 免許取得後の運転と同じ  この事例でどんな条件も許さない絶対的な危険を感じるならば 弓道を悪と認め 弓道根絶運動すべき。

11:AAさん
いくら初心者でも後ろに矢が飛んだりはしないわけですし、いきなり引かせてもそれは始動のやり方だと思います。
一般の指導法も素引きから入るところもあれば、徒手、ゴム弓が先のところもありますよね

個人的にはゴム弓→弓の過程で結構無駄があると思うので、素引き→巻き藁→家でゴム弓という形が良いと思います。
実際の弓の引き方を知らないとゴム弓を引いても上手くならないような

12:電波さん
私はいきなり巻藁練習は些か危険かと思います…
文を読む限りではその初心者さんはまだ弓道について右も左も解らない状態。
指導者様がマンツーマンでいて下さるとはいえ、事前にせめて素引き練習くらいはしていないと大三〜引き分けで押し切れず・伸び切れず・肘が潰れ・手の内が潰れた状態で暴発するといった可能性も無くはないわけです。このような時は直ぐに戻させるとしてもそれでは中々会まで辿り着けません。
とりあえず最後まで引かせてみようとして離させてみたら巻藁を外れ、後ろの壁に当たって跳ね返って来たら?
離れの瞬間に矢先が親指から落ちてしまったら?
矢がどういう風に跳ねるかは予測がつかないと思います。
弓矢というのは今でも充分に武器なのですから事前に講習と素引き練習は最低でも行った方が良いと思います。

古い考え・近未来的な考え等の新旧ではなく、安全に引くのが重要だと思います。そのために、順序よく練習していくのが望ましいと考えています。


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