ゴム弓の指導 (投稿6件)[1〜6]


1:にゅうこさん
高校二年生で、今年から一年生を指導します。
疑問に思い、書き込ませていただきました。

うちの高校では、
徒手練習→矢をもって徒手(?)→ゴム弓→素引き→巻き藁→的前
と、練習するのですが、私的に、ゴム弓って何の意味があるのかよくわからないのです。
実際に弓をひく前のデモンストレーションくらいの意識なのですが…。
それに、ゴム弓ってやりすぎると射形が崩れる気がするんですけど
実際のところどうなのでしょう。

それと、上記の練習の中で、一番力を入れるところなど、教えていただければ幸いです。

若輩者で、考えの及ばないところばかりで、これからの指導も正直不安です;
どなたかアドバイス、よろしくお願いいたします

2:日置播磨さん
高校時に中々細かい練習をされてますね。私はその順番の練習は大学から始めましたが。まあ私の話はおいといて・・・。

<ゴム弓って何の意味があるのかよくわからない

私的には順番どおり「矢をもって徒手」に負荷をかけるという感じだと思います。徒手からいきなり素引きに移っても悪くないと感じますが、ゴム弓を入れることでより細かい練習が出来ると思います。
やり過ぎで形が崩れると言う事は私はなかったですが、やはり本物の弓に勝るものではないと思います。

<上記の練習の中で、一番力を入れるところ

人それぞれですが、私は素引きですね。ここで初めてカケをつけますから〔私の大学では〕。細かくやるなら素引きも徒手と、危ないですがカケをつけてやるべきだと思います。もちろん危なそうでしたら戻してあげてください。
初めては誰でも不安ですが、ハッタリでもいいので頑張って下さい。先輩が不安だと下も不安になりますから。
長くなりましたが、参考にして頂けたら私も嬉しい限りです。

3:でんきちさん
拝啓、にゅうこ様。

■ゴム弓の指導と効果について
ゴム弓の指導やそれによる教育効果については様々、御考えあると思うのですが、大抵、最近のゴム弓は握り・柄の部分まであるものを、一人一人御使いでしょう?(※小生、高1の時まだ市場に沢山出回ってなかったらしく、平ゴムを輪っかにして、ゴム引きでした。14年ほど前?だったかな?? 汗)

握りや柄が付いてる事で、「会」までゴムを引いた際、「弓手手の内の体感」、「弓はベタ押しで握るものでなく、虎口と角見で支え押すものである事」を「徒手:射法八節」の次の段階に教える、意識・体得させる為に、握りや柄の付いたPタイプ・Dタイプのゴム弓が最近、多くあるのだと思います。(というのが、ゴム弓の意味と教育効果と思われます)

■徒手練習〜的前までに重きを置くところ
既に、<2>にて日置播磨様が仰るように、素引き辺りから、カケを付け弓を触る。慎重に丁寧に指導した方が良いでしょう。新入部員は、弓・カケに対する初めての「ためらい・緊張・恐れ」を感じるでしょう?
素引きで「うまくいった!」と思っても巻藁練習で、巻藁矢つがえると素引きと異なり、巻藁矢が頬付けにより、素引きより拘束感を感じたり、カケの帽子の上に矢が乗って、落とさない様に巻藁練習に向かう事に、新入部員は相当「ドキドキ・緊張・迷い」を感じると思います。

それが「恐怖」に変わると、巻藁練習から先に進めなかったり、一度、耳・顔・胸・腕を払うと「警戒・恐怖心」が増します。払ったら、ただちに素引き・ゴム弓で今一度、再確認する、サポーターで払う衝撃を緩衝できるならサポーター着装し、払わなくなるまで、丁寧に慎重に巻藁練習が出来る様に修練すれば、短期間で的前練習まで行くステップに繋がるかと存じ上げます。

(※高校弓道3年間ありと想えど、実質弓執る時間は大抵2年位です。夏休み前には、1年生諸氏も的前に入りますでしょうか?)
素引き〜巻藁練習を大事・慎重・丁寧に教え込めば的前練習での苦労・痛みは減るかと考えられます。(※あくまで参考意見です。他にも沢山の御意見、挙がってくるといいですね。)

敬具。

4:那須党さん
自分はゴム弓は離れの感覚を掴むのにいいと思います。

ゴム弓をやっておくと巻藁練習にスムーズに入れると思います

5:にゅうこさん
日置播磨様、 でんきち様、 那須党様、どうもありがとうございます^^
これで自信持って1年生に指導できます

本当に、細かい指摘等、ありがとうございました!

6:山吹色さん
八節、流れを覚えればいい
素引き、引ければいい
矢つがい、引ければいい
よって巻きわら時代が一番重要だと思います。
この道四十年のコーチの受け売りです。


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