強い高校は何故強いのでしょうか? (投稿16件)[1〜16]


1:ウオンテッドさん
全国大会常連校がいらっしゃいますが、なぜそんなに安定して強いのでしょうか?
指導者ですか?伝統ですか?練習内容ですか?どんな意見でもいいので聞かせてください!

2:nasiさん
基本的には全てでしょうね。

まず決定的に違うのは目標設定、全国常連校は当然全国で勝つことを目標とし、現実に勝てる集団を養成すらための数値目標・努力目標を有し、それを実行する具体案を持っています。

逆に弱い学校の目標設定は全国制覇と口で言うだけで正しい数値・努力目標が抜け落ち、その具体案も持っていないことが多々あります。夢に酔っているだけとでもいえるかもしれません。

事実として秀岳館という強豪校がありますが、熊本県のインハイ県予選の全体の的中としてほぼ毎年80%超の的中を男女共に出します。そして全国で優勝するチームはインターハイ全体を通して男子であれば80%、女子でも70%を超えるということが良くあります。すなわち数値としてはっきりと全国で勝つための設定が出来きており、それに向けて練習していて、それを県予選でも実践できるほど能力をあげるのでインターハイでも毎年活躍できるわけです。

「全国で勝つためにはどれだけ中てればいいですか?」と聞かれたら強豪校の選手はそういった勝つための数字的な教育を受けている可能性はあるので、何かしら具体的な数字が帰ってきますが、弱い学校になるほどあやふやになり逆に「どのくらいでしょうか?」という答えが返ってくるかもしれません。

3:nasiさん
強豪校における指導者というと強烈な1人の個性を思い浮かべてしまいますし、指導する人間というのは選手の能力を開花させるには確かに大きな要素です。

指導者という言葉は広義すぎてピンボケし易いのですが、私はここで言われている強豪校において優秀な指導をする人間は、環境を的確にマネジメントし(マネージャー)、弓道の技術能力を有しその指導力を発揮でき(インストラクター)、集団の方向性を正しく維持できる(コーチ)、そういった人間であると思います。

顧問(マネージャー)・技術指導者(インストラクター)・監督(コーチ)としての3つの能力が要求されるともいえますが、別に何か欠けていてもそれを相互に補っていれば問題なく、一人の指導する方が全てを担っていれば、全てに対して平均値をはるかに超える能力を有しないとなりませんが、学校によってはすみわけが出来ている所もあるでしょう。

ただこの中で最も重要なのはやはり集団の方向性を正しく維持する監督としての能力で、一見優秀な技術指導者・優秀なインストラクターであり個々人への指導がうまくとも、この能力が欠けていれば優秀な個人は作れても優秀な集団は作れず、団体の強豪を目指すには辛いのかなとも思います。

技術指導者としての能力が高く、監督としての能力がやや低い方が指導すると「自分の技術指導は良く、生徒の射は良いし個人では成果が上がるのに何故集団として勝てない」と思い悩むかもしれませんが、集団と個人を育てることは同じような方向を向いていても別ベクトルの能力であって、強豪校の指導を担当する人間は集団を育てる術が要求されると思います。特に大集団の部活では顕著に必要とされる能力だろうと思います。

4:nasiさん
練習方法は大会までに能力を向上させ、その期間中に能力を維持できて、自信を保てる練習をしていればどんな練習でも良いのです。

さてここで問題です

A学校:平日は巻藁・素引き主体で土日にしか的前に入らない。

B学校:練習特に休日試合が無ければ朝から晩までひたすら引く。力を抜いた自然な射が理想。

C学校:練習量はそこまで多くは無いが、立で成績が悪いと屋上まで罰走。大会で外すと指立て○○回。左手で何事もこなす。

ここ上げたA・B・Cという学校どれが強豪校でしょうか?


答えは意地悪ですが全部が強豪校です。しかも全国優勝校です。今もこういった練習をしているか存知ませんが、練習の差などこの程度のもので、どんな練習をしていても最終的な目標に到達できるまで能力を上げることが出来て、本番において本人の自信につながり、能力を最大限発揮できるように仕組んでいれば良いのです。

まあ一般的に強豪校の学校としての練習は本番であり常に本気ですが、弱い学校はただやっているだけの練習であるという違いはありますが、異次元のことをしているというわけではありません。ただ練習の雰囲気は紛れも無く異次元でしょうが・・・。

5:nasiさん
伝統というと少しこれも都合が良いのですが、ある程度の練習の方法論や精神的なプライド、そして弓・道場等の弓道的インフラが整備されているということでは伝統はある程度意味があります。

しかし昔から今の今まで継続的に強いという集団は非常に稀です。これは伝統的システムの弊害ともいうべきです。1回人間は成功すると、何回も成功していればなおさらですがその練習システムは完璧だと思い込む節があります。しかしシステムは出来上がった瞬間に陳腐化し始め、腐敗していきます。

「昔と同じなのに何故勝てない」他人はそれを時代が変わったからだとわかりますが、当事者は伝統にとらわれて盲目になります。全てに対応できる永久不変の練習方法があるのかもしれませんが私の知恵では思いいたりません。

ある県では今まで総的中制の全国予選を行っていたが、ある年からリーグ方式に変わり、それによって練習への対応特に団体対団体への対応を怠った伝統校が消えていった。

伝統にしたがって厳しい練習を行っていたが時代が変わり、新入部員が厳しすぎる部活を嫌がり部員数が減りすぎて、五人立すら満足に組めずに戦う前に人数で敗北。

伝統校で強い学校というのは昔と似たような練習を行っていても、その意味を変えているところありますし、そうやって時代の変化に対応していないと生き残るのは難しいのです。

逆に伝統の名のもとに的確に能力を上げることの出来ない非効率な練習を続けるところはあります。決まり文句は「自分達もこうだったから・・・」こういった台詞が多い学校の生徒は自分で考え、システムを成長させる意志が無いことが多いように思います。

その伝統・システムは今現在も意味があり必要なのか?それを強い学校ほど考えていることだと思いますし、システム・伝統は自分達で上乗せするものだと知っているものです。

6:ウオンテッドさん
>nasiさん

素晴らしいご意見ありがとうございます。
全ての意見において納得及び感動しました。

これほどの考えをお持ちということは何か指導に携わっている方なのですか?

7:☆さん
学校がいかにバックアップしてくれるかと指導者!

8:弦さん
向上心と努力があれば強くなれます。


どんな練習法であれ、心から上手くなりたいと思うこと、理想の射に近付けようとする意欲が強させるんじゃないでしょうか?

9:でんきちさん
私は、・・・。☆様とnasi様寄りの考えです。
■学校が、校長変わり、進学思考一点張り
■体育系部活時間夕方5時〜7時のみ
■顧問は今村道場出身をひけらかすだけ。
■OBが指導しても、顧問は見てるだけ。
■生徒自身が顧問のやり方に疑問持たず言いなり
■部活が、どこも2時間制限の為、射癖をOBが指導しても、癖を直す時間が持てない。
■顧問が校長、教頭の言いなり

顧問も公務員とは言え、我々会社員と同じで上司(校長)に物言えない飼い犬。高校で弓を始めて執るのに、現実的で無いカルチャースクール程度の練習量。学校は、ひたすら勉強しろ、部活は適当でいいの始末。
私の母校も、たった10数年で弱小に成りました。せっかく、「指導してくれ」と顧問に呼ばれても、生徒自身が射癖を直す時間が無ければ、向上心・モラルもクソも無くなる。
学校自体の問題も確かにある・・・。
また、「以前どこどこの流派に居た」だの、「私は今村道場出身ですよ。」とひけらかすだけの顧問・・・。しかし、我々OBを呼んで指導させ、己は生徒を指導できない。それどころか今、後輩に何が足りないかOBが顧問に説明しても「私は今村道場出身なのですよ」をひけらかすだけ。
「若造の意見など聞けるか!!」とでも言いたそうな顔さえする。テメエで「指導してくれ」と我々OBを足止めして置きながら・・・。こんな、虎の威を借る狐顧問が居るようでは、インハイ予選通過も無理。

手の内も弓返りしない3年生まで出る始末。練習量が足りない証拠が明らかに見受けられる。皆べた押し、伏せ回転手の内・・・。
顧問に指摘しても、「学校方針だから仕方ない」、この言葉に尽きるのか・・・?
「新学校」や「履修不足を校長が隠していた」学校ほど、今全国の高校中で部活動制限やっていると思われる。そして、進学重視のカリキュラムで更に部活時間・朝練さえさせない有様。後輩が、死んだ魚の目をしていた。私の母校も、今一度、

●しっかり生徒を見る顧問
●学校の部活時間延長・満足な練習時間・朝練も。
●OBがたまに指導できる環境
●生徒自身の具体的・現実可能な目標を持つ
が整わない限り、かつて全国大会出たなんて風化した御伽話です・・・。
この辺りは、先のnasi様の御意見に、同感しますし、感銘を受けます。
こんな高校が全国に広まらない事祈りたい次第です・・・。

10:なぁさん
私は全国選抜優勝経験者です。
うちの学校は特に変わった練習,指導をしたわけじゃないですし、県大会でも勝てたのが奇跡という感じでした。
全国選抜でも、予選は9中とまずまずな結果で予選突破しました。
決勝トーナメントでは、強豪校とばかりでしたが、
一回戦10中,二回戦9中,準決勝8中,決勝8中という結果で優勝しました。
実力も全国では格下でしたが、気持ちだけはどこよりも上回ってたに違いありません!!

11:とおりすがりさん
須磨学園?大阪福島女子?

12:タカさん
射場が狭くて一度に3人しか立てない所でも全国にいけるでしょうか?

13:ムゥーさん
インターハイ優勝した高校で学校の道場が三人立の高校を知ってます。なので練習次第で行けると思いますよ♪

14:かーさん
一番大事なのは本当に勝ちたいという気持ちをもつことだと思います。
試合のときだけではなく練習のときから目標の試合を決め絶対に勝つという気持ちで練習にも励んでいればいい結果に結びつくのではないでしょうか?
県の試合だろうと全国の試合だろうとその試合に出場することが出来ているかぎり技術は一緒なはずです
勝つために練習してきたわけですから自分のしてきた練習に自信を持って他の高校に気持ちで負けないようにしたら勝てると思います
強い高校は自信を付けさせる人が周りの環境にいるということだと私は思います。
長文でわかりづらいところもあると思います
失礼しました

15:飯 元秀 ◆B234ajmkさん
こんにちは!
自分の気持ちを言います。自分は高校の頃弓道が嫌いになってしまう程に鍛えられました。外しただけなのになぜランニングしなければいけないんだ?なぜ中っても怒られなければいけないのか?そんなことから嫌いになってしまうこともありました。でもそれは誰にも負けない精神的な強さと体力を身につけるためだと自分は思いました。もちろん技術的なことも強くしていかなければいけないけどやっぱり強い精神力を身につけてこそ試合でもそれを維持できると自分は思います。

弓道は自分との戦いだとよく言いますが、本当にその通りだと思います!『今までの練習を無駄にしたくない!誰にも負けない練習をしてきたはずだ!自分の甘い心に打ち勝って最後はみんなで笑うんだ!』って心に決めていました。そういう強い気持ちを身につけることも相当な努力だと思います。
大学に入ってから高校の時の力はもう無いですが精神的なことや気持ちは忘れてはいません!自分に自信があるわけではないけどやっぱり今までの過程を無駄にすることだけはしたくありませんでした。

わかりにくい話しで申し訳ないです(^_^;)
長文失礼いたしました。

16:ストラッグルアーツさん
強い高校は練習量が他に比べて多いと思いますよ。


ホーム > 弓道座談会 > 2009/06まで 地域・大会編 > 強い高校は何故強いのでしょうか? (投稿16件)[1〜16]

(c)デビール田中 : 問い合わせ