新しい弓 (投稿5件)[1〜5]


1:厳選豆さん
高校で弓を引いている者です。先日先生が新しく学校で弓を購入してくれました。練心と重十弓なのですが、今は慣らす作業をしています。張りっぱなしにしておいて、そのあとの素引きに移った段階です。そこで質問なのですが、今学校には出木の弓がたくさんあり、新しい弓はそうならないようにしたいとおもっているのですが、どのようなことに気をつけたら良いでしょうか?教えてください。

2:一見さん
まず弓を慣らしているということですが練心、重十共にグラスファイバーの弓ですよね。
竹の新弓などは弦を張ったままにして裏反りを殺すとか、素引き等々で慣らすといった手順が必要になりますがグラスファイバーの弓でしたらそこまで気を使う必要はありません。

また出木についてです。
弓を慣らす為なので弦を張ったまま放置する必要が生じる場合がありますが、そのまま長期間放置するともともと入木の弓は入木が、出木の弓は出木がますます強くなっていきます。
これを防ぐために矯正機という弓と弦との位置関係を固定する器具があります。これと同時に額木の辺りで弓と弦を一緒に紐なのでくくりその状態で放置します。
これも竹弓の場合顕著ですがグラスファイバーの場合それほど気にする必要はないかと思います。

また行射において必要以上の力で弓を捻ると出木に変形します。
正面打起こしで大三に移行する場合に強く弓を握ったまま移行しますと強く弓が出木方向に捻られ出木に変形します。
(私は斜面の経験が無いのでわからないのですが斜面の場合でも打ち起こす際に同様のことが起こるのでしょうか?)
グラスファイバーの弓が出木に変形するとすればこれが原因になることがほとんどではないでしょうか。

また高温の場所(真夏の車内や直射日光があたる場所)では弓の温度が上がり柔らかくなり上記の変化を受けやすくなりますので注意してください。

3:もんちっちさん
竹弓じゃ無くグラス弓ですよね?新弓のグラス弓で慣らしはしなくてもいい気がしますが、私が知らないだけかな?

グラス・カーボンのファイバー弓は矯正不可ですからね。特に学生さんや初心者の方が使われて出木になる原因は、間違った角見の働きとして、強く握りこんで必要以上に弓を捻る力の働きをしていることがほとんどです。(私の弓も後輩に貸したらそうなりました。)
新しいうちは心配ないと思いますが、年数の経ったものや、新しい物でも直射日光や社内放置で熱が加わったりしてファイバー繊維が劣化したものは、繊維が割れてなりやすいです。学生さんで、平気で直射日光に長時間さらしている人をよく見かけます。

新弓の竹弓の場合、弦を張りっぱなしにして裏ぞりを抜いたりしますが、ファイバー弓の場合、張りっぱなしにするのは良くないと思います。

4:厳選豆さん
一見さん、もんちっちさんありがとうございます。
確かにグラス弓はそこまで気を使う必要はないと自分も思いましたが、顧問の先生が一応痛めないようにやれということだったのでやりました。現在は張りっぱなしにはしていません。張りっぱなしは弓が弱くなったりすり原因だと言われたことがあるので気をつけるようにしています。

私の高校の弓道部は全員が初心者からなのでわからないままやってしまっていることなどがあると思うので、弓の取り扱いなどしっかりしていきたいとおもいます。
ありがとうございました。

5:もんちっちさん
中・高生は初心者の段階ですから、壊したりすることは当然あります。
ちなみに、私も初めて竹弓を買った時、一年もしないうちに壊しました^^;
何事も失敗して限界が分かるようになります。失敗を恐れず、今のうちにいろんな事を経験されてください。


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