先代の矢について (投稿7件)[1〜7]


1:トレンチさん
  私の学校の道場では卒業する先輩たちが自分の矢を後輩に練習用として渡す伝統があります。しかし何十年も前からそれが繰り返されてきたため、道場には何百本もの矢があり、置き場所に困っています。いずれ廃棄する運命にあるのですがどのように処分すればいいのかわかりません。どなたか御教授お願いします。

2:鷹さん
道具を大切にするという心掛けはいいものですが、度を越すと後に残された者が大変ですね。

ずばり「燃えないゴミ」として処分するのが順当ですが(私もそのようにしました)、ここは百歩譲って再利用の方向を模索しましょう。

1:羽の摺れが酷い物、窓のあいているもの
→廃棄
2:シャフトにゆがみ、汚れ、錆のあるもの
→廃棄
3:鏃、筈に何かしらの欠陥のあるもの
→廃棄

※何かしら欠陥のあるものを残して、ケガをするなどの悲劇が起こらないように気をつけることも、危険防止を学ぶ課程になると思います。

3:羽がある程度残っているもの
→的前に立ち始めた新入部員専用の数矢にする(最初のうちは掃矢を出して羽を痛めるから)。19シャフトなら膂力のある男子部員の遠的矢に援用することも出来ます。多少羽山を切るなどの細工は要りますけどね。あくまで稽古用数矢として。
稽古用として残してくださっているのなら大いに活用しましょう。また、筈や鏃を交換するなどの簡単な補修の練習台として使うことも出来ますね。ただしケガはしないで下さい。

→巻藁矢再作成
平題を取り替えればすぐに出来ます。

これまで廃棄するという決断をできなかったのは、ある日突然先輩などが道場を訪れ「俺の矢は?」なんて話になったときに、「廃棄してありません」などと答えられないので、仕方なく残してある、というのが実情ではないでしょうか(少なからずそうした話を私が耳にしたことがあるだけで、トレンチさんの弓道部がそうだとは思いませんけど)。卒業される先輩すべてが弓を辞める、というわけではないでしょうから、トレンチさんの代で一旦この慣わしを見直す必要もあるのかもしれません。この件で困惑した当事者として、同期の部員に諮ってみて下さい。

3:ゆんさん
各自治体の処理方法に従ってください。


うちの自治体の場合は羽根は削ぎ、筈は抜き燃えるゴミとして、シャフトは金属ですので資源ゴミに出します。

4:しのぶさん
変な話、アルミは値段がつきます。数キロあれば、それなりになるかと思われます。
羽根、筈、糸、板付を外して業者に交渉するのも、一つの手かと思います。

5:感情移入さん
シャフトに問題がなければ、矢羽交換の修理に出すというのも一つの手ですね☆

6:強弓初段さん
学校によっては予算や備品に困っているところもあるので、「先代の矢で良ければ」と断った上で、有効活用してもらえる他校に譲るという手もあるのでは。
大会などがあれば近隣の弓道部が集まるのでその時にでも聞いてみたらどうでしょうか?

7:トレンチさん
皆さん御教授有り難う御座いました。不燃物として処分する方向で考えてみます。


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