古弓の取扱い (投稿5件)[1〜5]


1:丸ちゃんさん
先日知人から、数十年前に制作された竹弓を譲って貰ったのですが、引く事ができるのか分かりません。
話によると彼の父親が10年程前まで引かれていたそうなのですが、それ以来弦を張られる事もなく、全く手付かずだったそうです。
接着剤の剥がれもなく、外竹や内竹も浮いていませんが、判断に困っております。
どなたか古弓の取扱いをご存知の方、ご指導をお願いします。

2:GMIIさん
小生ならば、弦を張って、実際に使ってみますね。素引きを初め、実際に巻藁で。それで折れや笄が起きるようであれば、「使用できなかた古弓」として納得してしまいますが。

その古弓が、どうしても壊さずに使用したい弓なのであれば、まず弓師さんに診てもらいます。たとえば、小生ならば、柴田勘十郎先生に診てもらいます。

3:弓引き社会人 ◆eIaECUmIさん
自分も古弓を使うとしたら、取りあえず弦はまず張ってみます。
タオルか手ぬぐいで充分すぎるほど擦って熱を加えて様子を見ます。もちろんすぐには引きません。最低一週間以上様子を見ます。擦っては様子見、成り等を観察します。
ニベ弓であれば復活する可能性もありますし、もし、竹が剥がれてきても直す術があります。
合成接着剤で作られたもので、剥がれてきたり、浮きが見つかれば、自分の責任で接着剤を流し込んで直してみます。
そういう弓は、大抵徐々に剥がれが進んで使えなくなると思うので、弓を扱いを学ぶ意味を含めて、そのつもりで使ってみます。

4:丸ちゃんさん
返信ありがとうございます。
弦を張ることには張れたのですが、その際に姫反あたりから「ピシピシッ」という不安な音が発生しました。
一見笄などは起きていないようなので様子を見る事にします。
道場の師匠にも現物を見せて相談した所、もう休ませてやってもいいのではないか、と言われました。
しばらく張り込みを続けてから決めたいと考えております。

ところで、引く事のなくなった弓はどのような手入れを施したらよいのでしょうか。
引かないという事となれば、床の間にでも飾っておきたいと考えております。質問ばかりで申し訳ありません。

5:弓引き社会人 ◆eIaECUmIさん
飾るとなると、張り顔を保ちつつその成りを楽しむということに重点を置かれるかと思います。
そうすれば漆塗りにするのはどうでしょう?
重籐にされて飾られているのを見たことがありますよ。


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