並・伸び (投稿5件)[1〜5]


1:こみさん
現在引き尺96程度で、直心カーボンの並弓を使っています。長めの引き尺で並弓を使うというのはあまりよろしくないのでしょうか?

実際にどのようなデメリットがあるのか教えていただければうれしいです。

2:竹林さん
自分も引き尺の長さから二寸伸を使用した方が良いのですが並寸を使用しています。

自分の場合(大抵の人は)引き分け〜会の間に急に弓がきつく感じるはずです。

3:弓引きさん
96cmは一般的な引き尺からすると四寸伸びに相当します。

http://ecoecoman.com/kyudo/faq/02_001_nobi.html

竹弓であれば「コウガイ」と言って、弓の外側がはがれて破損してしまいます。

私も引き尺100cm以上ありますが、初心者のころは弱い弓が並寸しかなかったので使っていましたが、いつぶっ壊れてもおかしくありません。
確かにカーボン弓/グラス弓は丈夫ですが、せめて伸び寸を使いましょう。

ちなみにキツク感じるのは、引けば引くほど張力が増すためです。
同じキロ数の弓でも引き尺により、実際のキロ数が変動します。

4:らいかさん
高校時代13kgの伸び弓を引いていたものです。
一年、間が空いてしまったのですが弓道教室に通っています。

そこで軽い弓という事で9kgの並弓を引いています。

しかし弓がなんだかこれ以上引けないという張り具合になってしまっています。
やはり筋肉が高校時代より衰えているからでしょうか。
並弓だからでしょうか。
アドバイスお願いします。

5:へきるさん
並寸18キロとは85センチ引いた時の弓力です
伸寸18キロとは90センチ引いた時の弓力です
それ以上引くと何が起きるかというのがポイントですね、私は「イエローゾーン」と「レッドゾーン」と言う言葉で整理しています
並85センチ伸90センチから更に引き込むと急に弓力が強くなる、それはなだらかに上がって来た弓力が急に上がるからです。引き込む量と弓力の関係をグラフで取ればそれなりになだらかだった線が急になります。

各メーカーの弓でグラフは変わります。ですから正確に並伸共に何センチ引けば何キロ弓力が上がるかは言えません。
仮に5センチで1キロ上がるとすれば並寸18キロは90センチで19キロ、95センチで20キロです。勿論ここまでは引き込んだ分だけ矢飛びは増します。
メリットは仮に縮んだ緩んだが起きた時も誤差が少ないという所です。グラフを描けばわかります。デメリットは固さなどでしょう。
弓力の増加と矢飛が比例するここまでが「イエローゾーン」です。

ではここから更に引き込みます、100センチで21キロ、105センチで22キロまで弓力が上がりました。
しかし矢飛びが20キロのままだったとしたらこれは損していますよね、見方によればこれも射手の縮み緩みをカバーしているとも言えますが。
弓力の増加と矢飛が比例しないここからを「レッドゾーン」と呼びます。

個人的には四寸は勧めません。矢束95センチの射手なんてザラに居るのですから伸寸で問題があるのならば遠の昔に四寸が普及しているはずです。竹弓でないなら伸で105センチくらいまでならいけるのではないかと考えてています。


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