肥後三郎 裏銘 剛一の弓について (投稿5件)[1〜5]


1:口だけ範士さん
弓士であれば一度はあこがれる「肥後三郎」の弓ですが、裏銘「剛一」のある弓は初代の作なのでしょうか?また、ニベ弓なのでしょうか?裏銘「剛一」の意味がわかりません。
ご存知の方、ご教授くださいませ。

2:光点師さん
接着が、合成接着剤(尿素接着剤とかユリア接着剤といわれているもの)
によるもの(合成弓)には「剛一」と入ります。すなわち、ニベ弓には
入りません。

ただし、合成接着剤を用いた弓であっても、外竹替えをしたものには、
それがたとえ、肥後三郎さん自身による修理(外竹替え)であっても
もう「剛一」は入りません。

3:口だけ範士さん
ご丁寧にご教授いただきありがとうございます。初代の作ではないようですね。また、昭和40年はじめに購入した、ニベ弓でない肥後三郎には裏銘「剛一」がなかったように記憶しております。合成接着剤でも、裏銘がある物とない物の違いはどこにあるのでしょうか?ご存知でしたらご教授のほどお願いします。

4:光点師さん
昔はいろいろなバージョンがあったんじゃないですか?
肥後三郎さん(初代)自身が、どういうブランド体系で行くかとかそういう細かいこと
をまだ決めていなかったとか。
例えば浦上栄範士の『弓具の見方・・・』の
中には「重児」銘の入っている「肥後三郎」
弓の写真が載っていますし・・・。

ご存じだと思いますが、少なくともこの35年ほどは、「重児」(先代)「重昌」
(当代)銘は、肥後三郎弓の最高位ブランドニベ弓「松永萬義」にしか入っていません。

本で写真を見た時私は、「へえー、昔は『重児』銘の入った『肥後三郎』ブランドの弓があったんだ」と思ったものです。

5:口だけ範士さん
ありがとうございます。「弓に生きる」を購入して少し勉強することにします。


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