竹弓の成りについて (投稿19件)[1〜19]


1:斬新さん
初めて投稿させていただきます。3年前に永野の竹弓を購入しました 購入後一年間は十分張り込みして丁寧に取扱してましたが購入時より成りが気に入らなく又矢勢も他の弓と比較すると無いせいかその後雑に取扱してしまいました。その為胴の部分が真っ直ぐになってしまいました。引き方や手入れの仕方が原因と思いますが何か良い矯正方法をご存知でありませんか? 使用している弓は四寸伸の23`です

2:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
入木・出木は矯正器を使う等して直せますが、胴が抜けたのを直す事は至難の技に思われます。一度永野先生にメールか手紙で事情をご説明になり、修理の可否を尋ねられては如何でしょうか。

3:たぶんおやじさん
>永野の竹弓

一翠かな重次かな。どちらかな?

4:斬新さん
すいません 永野一スイ(携帯では漢字が検索できませんでした)です 元々胴はややずん胴でした

5:kurichaさん
カーボン入ってるやつでしょうね・・・
矯正はいっそう難しいでしょう・・・

6:斬新さん
そうですカーボンの入った弓です 約一年間カーボン弓同様の取扱をしてましたから自業自得だと反省してます。常に力を受ける部分だから矯正は困難ですよね・・・

7:たぶんおやじさん
ああっもったいない。
この経験を次に生かそうね

8:紫弓さん
 やっぱり一翠使いはいるようですね。私もその一人になってます。
 にべを見れば分かるのですが、カーボンが入っても安定できると考えられる成りですね。
 実はこの弓は芯が入っているので張りっぱなしにして使いたい弓の一つです。常時弦を外すのは、裏反り10センチ以下になってとも言われています。ただ幸いなことに、どうも合成弓と違う芯の入れ方のようで、特許どうりなのか意外に柔軟性があります。

 で、あまりやりたくないですが、胴を支点に両手で、上下の変化の少ない所を押すと多少は直ります。以降はしばらく様子見です。
一応一翠さんのホームページを参照してください。
 実際2寸伸びだと芯に助けられて、軽い船底ぐらいなら弓返りの冴えものこっています。(個人的にはこれくらいが好きですが、、。)
 4寸になると長い分姫反りの調整も難しくなってきます。射手ができる矯正で直せるようにしておきたいところです。
 
 蛇足ですが、外注修理での竹替えは、カーボン入っているので受け入れてくれる所とそうでない所がある様です。

9:勝ちトンボさん [url]
スレ主さんへ

胴の部分が真っ直ぐになってしまっていると言うことですが、どの程度真っ直ぐになっているのでしょうか?
弓の成りが蒲鉾状になってしまっているのか・・・・
胴抜けする直前で留まっているのか・・・・
どちらにしても、再度、スレ主さんの近くにいらっしゃる弓の成りを良くご存じの方か、ご購入された弓具店さんに見ていただいてから御判断されるのが最善かと思いまが・・・・

紫弓さん

>にべを見れば分かるのですが、カーボンが入っても安定できると考えられる成りですね。

ご教授願いたいのですが・・・
にべを見れば分かると言うのは、どういった事でしょうか?
お教え頂ければ幸いです。

10:枕流さん
勝ちトンボさんに便乗して・・・

>にべを見れば分かるのですが、カーボンが入っても安定できると考えられる成りですね。

このコメントを見て、色々あらぬ事を考えているうちにこんなん思いつきました。
カーボン入りニベ弓!しゃれで作らんかいな。
壊れそうですが外材楓の三枚打ちで張り殺せば何とかなるんじゃないかなあ?得意のプレス機は使えないでしょうが・・・

11:ポン酢ファンさん
>あまりやりたくないですが、胴を支点に両手で、上下の変化の少ない所を押すと多少は直ります。以降はしばらく様子見です。

胴を殺し全体を弱くするということですか?

>蛇足ですが、外注修理での竹替えは、カーボン入っているので受け入れてくれる所とそうでない所がある様です。

そうそう思い出しました。
私の友人は、カーボン入りの弓が前竹つぶれ、メールで直るのかどうか問い合わせたら、
「私はあなたと商売したわけではない。無礼な!」というニュアンスのメールが来たそうです。
結果、購入した弓具店もなんら保障せず、半年に満たないのにお釈迦で泣き寝入りですよ。

どの業種にも親身になってくれるところもあれば、そうでないところも。
弓屋さんには製造責任を考えるところもあれば、売りっぱなしのところもあるようで。。。

PL法はどこへやら?!


>枕流さん

お久しぶりです。
すごい発言、興味津々。。。
さてカボーン引っ付くのか!?

12:kurichaさん
>>枕流様
先日はお世話になりました。貴重なものもいろいろ見せていただき・・・

>>得意のプレス機
ああ、やはり使ってるんですね。

13:たぶんおやじさん
>>得意のプレス機
張り合わせと成型?
グラスやカーボン弓作るのならば納得ですが・・・
それで、工房で作品なの?????
使ってるけどさあ。

14:紫弓さん
>>胴を殺し全体を弱くするということですか?
はい、そうです。正確には上成り下成りを弱くすると言いたいところです。

 修理については、店と言うより、カーボンの入り方によってできるものとできないものがあると言う意味ですね。
 店が修理するしないという話だと、技術のある弓師さんに修理が集中してしまいますよね。

では、愚考を「合成竹弓を使う理由」で述べてみたいと思います。

15:ポン酢ファンさん
>紫弓さん。

火入れの技術の無い一般の弓引き(私も含め)に、弓の姿を変えるほど強烈に踏み込むのは容易なことではないと思うのですが。

また、カーボンが入っていれば変化が生じにくい、別スレッドにも書いてありましたが、
同じ道場の方の「吟翠」、近所のお店で3度火入れしてもらいましたが、どうにも姿変わりませんでした・・・。
カーボンゆえ、一度その形に収まったら変化し辛いのかな?

>たぶんおやじさん

一翠さんのHPに、

『修理では、接着作業の過程で、高温度下での乾燥が必要です。製作から長い年数を経過した作品の場合には、接着面の剥離が起きる可能性が高いため、やむなく修理を断念しなければならない場合もございます。』

とあります。

通常ユリア樹脂またはエポキシ樹脂を用いて、弓打ちしても高温化での乾燥はしなくても接着可能です。
少なくとも私の知っている弓師さんは高温乾燥はしていません。まあカーボン内蔵はつくってませんが。

この説明文を読む限り、圧着、型入れ、熱セットという工程が垣間見える気もします。

某所からグラス弓のプレス機を移設したとの噂も聞こえてきますので、まず間違いないのでは?

大きく脱線ですが、それよりも気になるのは、なぜ外材のメープルを側木に使用した弓を作っているところの多くが、わざわざその気の特性である乳白色の木肌に、「黄色の塗料」を塗ってハゼのように見せているか?です。メープル使えば、梨地もシコもバーズアイも比較的容易に出るようですしね。

メープルが優れていると思うのであれば、
それを主張すればよいと思うんですけどねえ。あ、そういえばバイオリンも着色してるか!?

おっと、本題に戻らないと・・・脱線しすぎました。

16:元 ◆ntlC4wAIさん
>通常ユリア樹脂またはエポキシ樹脂を用いて、弓打ちしても高温化での乾燥はしなくても接着可能です。
可能ですが、熱硬化樹脂ですので熱を掛けて硬化する工業的手法を取っているとも考えられます。
普通は硬化剤、促進剤を入れるのですがそれを嫌うやり方もあるかも、です。

>メープルが優れていると思うのであれば、
>それを主張すればよいと思うんですけどねえ。あ、そういえばバイオリンも着色してるか!?
昔々は『無色透明』塗料がそうそうあるもんじゃなかったですからね。
表面保護のためにニス仕上げオイル仕上げをして、同時に色に深みを出し杢を引き立たせ美観としていたのです。
ヴァイオリンも本来はニス色そのままです。現在は作家によって調合され意図的に杢をより引き立たせる細かい塗りを施しているようですが。
弓は‥‥‥う〜ん。

カーボン弓が熱で曲がってしまった、とはカーボン繊維を固めてる樹脂(マトリックス)が熱で歪んでしまった状態でしょうか。踏むとか火で炙るだけで元に戻すのは困難でしょうね。

17:ポン酢ファンさん
>元さん

舌足らずの点、補っていただきありがとうございます。
おっしゃる熱硬化樹脂も、最近はバリエーションに富んでいるようで、ホームセンター等で常温硬化タイプの2液樹脂(主剤+硬化促進剤)が目にすることが多いです。
業務用でも製作物の意図に応じて、メーカーが対応しているように接着剤屋さんから聞いてます。
ゆえに熱硬化にそこまでこだわらなくとも、と考えている次第です。
それともカーボン入りだと熱硬化必要!?
「中打ち」の前竹側に仕込むという話ですし不要な気もしますが。
そうおもうとすべてニベで製作と考えなければ、「カーボン入りニベ弓」出来ないことなさそうですねえ。
まあ在っても私は買いませんけど。

それにしてもカーボンどのような形状のもの使ってるんでしょうねえ?形は裏ぞりの形で成型?などと考え出すと、私の想像力では想像の範囲を超えてます。

バイオリン、おっしゃるとおりですね。
表面保護と、防汚防湿をかねてのことだと思います。高級品はニカワで接着してあるようですし、湿気拾って音が曇ったら意味なしませんものね。
そういう点ではニベ弓の拭き漆と同じかな?

18:紫弓さん
木材相手ですから柔らかくしながら使えているかと言う問題になります。通常の竹弓よりやや強めに行うくらいです。強いて言うならば数を引いた方が直しやすいでしょう。強行策には走りませんのであしからず。

 どのような扱い方で火入れしたか分からないのでどうとも言えません。ホームページに成りの調整が書いてある様に扱って。逆に火入れすることで、木材本来の粘りがなくなってカーボンが強くなって形が固定される方が怖いです。
 工法と合成素材の意味について考えてみますのでぜひご参加ください。

19:元 ◆ntlC4wAIさん
>17:ポン酢ファンさん
ちょっと話が脱線しそうなので紫弓さんの「合成竹弓を使う理」スレでレスします。
脱線させたのは私ですが…申し訳ない。


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