カーボン入り竹弓について (投稿6件)[1〜6]


1:比呂さん
先日、とある方から16キロの特作 永野一翠を譲っていただきました。 その方はご高齢で弓が重くなったので私にくださいました。自分は今、大学生なのでちょうどいい重さでこれから使わせていただくつもりなのですが、永野一翠先生の弓はカーボン入り竹弓なので竹弓のように気温や湿度で微妙に重さが変わったりするものでしょうか??
 直心Vも中に竹が入っていたりするし、カーボン入り竹弓というのは。。。竹弓に近いものなんでしょうか??それともカーボン弓に近いものなのでしょうか??
大学弓道というとやはり的中重視となってしまいまして自分の大学も例外ではなく、その微妙な差がなければ試合などでもバシバシ使っていくつもりです。

 よろしければ何か情報をいただけると幸いです。

2:クロさん
まず、どちらかといえば竹弓だと思います。
・成りが変形しにくい
・弓力が落ちにくい
と聞いたことがあります。
しかし直心Vのように芯材だけが竹ということでなく竹弓にカーボンシートを挟んだものだと思うのでグラスやカーボン弓のように酷使出来ないのかなと
自分が使っているというわけではないのでどなたかフォローお願いします。

3:魔咲さん
そうですね。竹弓と思われた方が良いと思います。

確かに
・成りが変形しにくい
・弓力が落ちにくい
と言いますが…それは竹弓(カーボン無)と比べての事です。

あくまで竹弓ですので…湿気や温度等への管理は必要になると思います。
使用方法・管理方法等は譲って頂いた方に聞くのが一番だと思います。

譲ったは良いが直ぐ壊した…じゃ〜譲られた方が悲しむと思うので…

4:たぶんおやじさん
>永野一翠・・・

確かに張りっぱなしにすれば湿度や温度で多少狂うというか変りますね。

しかし、ホッタラカシにしても裏反りが出るわけでも無く・・・

グラス弓に限りなく近い竹弓です。

カーボン弓でも暑いと柔くなるし完全に安定している訳ではないよ。

永野一翠は上の関板の所の首が倒れてくるので張ったら首を押して関板の所の弦通を3mm位に調整して使っています。

5:三省さん
 初めてこのサイトに書き込みます。僕は、大学のときに竹弓の導入として、永野一翠を購入しました。現在社会人になって主に使用しているのは、純粋な竹弓です。竹弓と比べると、カーボン入りの弓は成りの変化は少なく、永野一翠を使うまではカーボン弓を使用していましたが、それとあまり変わりのない感覚で使えました。純粋な竹弓よりは形の日々の変化、季節の変化はとても少ないように思います。
 ただ、形が狂うと修正するのがとっても困難でした。竹弓のようにはゆかない。でも、カーボン弓ではほとんど気にしたことの無かった弓の成りの見方・修正の掛け方に、師範に習いながらとても勉強になりました。
 もう一つ、大学時代にその永野一翠で試合に出ていましたので、ある夏のこと、全国大会に行ったときでした。車で12時間くらい掛けて会場に到着して、到着して直ぐに矢付けの時間が来たので、弓を張った後に放置する時間がほとんど取れませんでした。2回くらい肩入れをして、すこし心配しながら矢付けをしましたところ、一本目の大三から引分けの目通りあたりで、「パシッ」と音がして、笄が走り、メキメキッと外竹が浮いて壊れてしまいました。不安的中。的のほうに当たる弓にはならず、不安のほうが的中してしまいました。
 それが初めて壊した竹弓・永野一翠でした。カーボン弓ではこんな壊れ方はまずしないでしょうから、そのような点、限りなく竹弓に近く、湿度や温度差、乾いた布でこする、弦を張った後は30分ほど放置など、弓の手入れと管理は、限りなく竹弓そのものと思ったほうがいいでしょう。それ以来、大学時代にも必ず替え弓をもう一張、持って行くようになりました。
 狂いの少なさの点からは、カーボン弓から乗り換えるには導入しやすいです。
 それから、振動の少なさは、カーボン弓に比べるとずっと少ないです。永野一翠に馴染むと、昔使っていた自分のカーボン弓を引いたら手の内から弓がすっ飛んで取り落としてしまいました。
 これから先、大学を卒業しても弓を続けてゆくことを考えると、永野一翠を使って竹弓としての手入れを覚えてゆきながら使用することは、楽しいことだと思いますよ。

6:弓旅人さん
私も、初めて手に入れた弓が、永野一萃でした。確かに、成りが安定していて、狂いの少ない弓だと思いますが、一度大きく狂ってしまうと、修正するのが難しい弓だと思います。実際、私の弓も出木弓となり、修正がきかなくなってしまい、現在は使用していません。また、竹弓と比べて引きが堅めで、反動が強い弓でした。なので、カーボン入り竹弓と竹弓では、竹弓の方が好みです。それと、弦通りに関しては、繊細な弓だと思います。私の所属する支部に、私のほかに二人ほど、永野一萃を所有している方がいますが、二人とも弦通りの調整に、苦労していらっしゃいます。でも、永野一萃氏のHPの通販コーナーをみると、全日本選手権に出場するような選手も、愛用しているようですので、いい弓になる要素を備えた弓だと思います。


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