竹弓と合成弦 (投稿5件)[1〜5]


1:バティさん
はじめましてスレ立てます。バティと申します。
私は今竹弓を使用しています。そして竹弓には麻弦を使っているのですが、私が下手なせいか、よく切れます。だいたい200射程度で切れるのですが、酷い時は20射未満で切れまる事もあります。
麻弦は周知のように合成弦に比べ、かなり高価なので、弦にかける費用は今の私には馬鹿になりません。

そこで、合成弦の中で竹弓にあまり負担を掛けない弦を教えていただけたら幸いです。みなさんの経験や体験なども教えていただけたらとも思っています。
長くなりすみません。よろしくお願いします。

2:ゆるみ離れ ◆rBQWtf4.さん
合成弦が竹弓にかける負担については様々な議論がございます。ただ、「弦が切れる事で竹弓の反動力を取り戻す」という考えに立てば、「負担をかけない=切れ易い」という二律背反が生じます。この兼ね合いをどの辺りで取るかは、人それぞれでしょう。合成弦の耐久度自体については、当サイトでも色々紹介されていますので、そちらをご覧になっては如何でしょうか。

麻弦の耐久度ですが、200射程度なら普通ではないでしょうか。ただ、乾燥したところに置いておくと、どうしても切れやすくなるようです。以前弓道誌に、「料理用のジッパーの付いた袋に湿らした脱脂綿を入れて保存する」というやり方が紹介されていたので実行しておりますが、確かに持ちは良いようです。

3:浩然さん
以前、竹弓の仕込み段階で大丈夫だろうと思って合成弦を使っていたら、関板の根本から首折れをさせておシャカにしたことがあります。このとき、弦は切れていなかったので、麻弦だったら弦切れで弓は無事だったのにと思い、大変悲しかったことを覚えています。弓と弦がケンカして弦の方が勝ってしまう怖れがあるので、私は合成弦は使いません。2でも書かれていますが、麻弦で200射ならまぁ普通だと思います。

4:たぶんおやじさん
>「料理用のジッパーの付いた袋に湿らした脱脂綿を入れて保存する」

についてですが麻は湿度が有ると、若干伸縮性が出るそうです。

さらに強度が150パーセントアップすると言うことですので湿らせて使うのは上策ではないでしょうか。

なぜ強度が上がるのかは不明ですが工業試験場(だったっけ?)の方に聞いているので間違いはありません。

ただ、弦を作っている訳でもありませんが・・

私は使う前に濡らして使っています。
弦の重さも重くなるし、弦音が変わりますが
懐には優しくなりますかねえ。

5:ミシェルさん
 やはり、麻弦がイイと思います。しょせんは合成弦、麻弦の代わりなんて到底できませんから。
 私の麻弦は最も安い富士(1100円/本)ですが、たいてい350射以上もちます。整備のしかた次第です。合成弦を使ったとしても、300射程度で切り上げなければなりませんから、結局コストは同じ位かなと。
 しっかりと中仕掛けを作って筈こぼれを防ぎ、上関板に接触する部分は適度に補強するといいです。さらに練習の前に必ずクスネをかけると十全です。中仕掛けを作る前にクスネをよくかけてからやると耐久度が増します。
 竹弓のためにも麻弦を使ってやってください。


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