古弓が壊れてしまいました。 (投稿9件)[1〜9]
- 1:こわし丸さん (06-03-11 21:35, ID:o88uC/M [2847])
- 先日、知り合いから年代不明の古い竹弓を譲り受けました。さっそく弦を張り、一時間ぐらい後に、ゆっくりと引いてみました。
すると、ピシッという音とともに、外竹が側木との境目から裂けてしまいました。
せっかくの弓ですので、できたら修理して使いたいのですが、可能でしょうか?
外竹は全体にわたり、きれいに裂けています。
- 2:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん (06-03-11 22:51, ID:9yS3fLc [2849])
- 竹弓の破損の一番危険な時期が、長年放置した弓を張る際若しくは張った直後ですね。
書き込みから判断するに、接着剤の劣化に因る剥がれのように思えます。
ご説明のように綺麗に剥がれているのであれば、再接着は可能かと思われます。
ただ、他の部分の接着も同様に劣化していることが予想されますので、修理後の再破損やご使用に付いてを弓師さまとご相談されてみては如何でしょうか。
- 3:ワカクワさん (06-03-12 13:01, ID:jG4F3SQ [2853])
- 古弓の修理でしたら、京都の柴田勘十郎さんがお薦めです。こちらの掲示板を定期的に閲覧されていればもうご存知かと思います。
普通の弓具店ですと、往々にして古弓の修理を断られる事があります。
勘十郎さんでは側木替え、首折れなどもやっていただけます。また、竹の剥がれにしても、剥がれた面がでこぼこでもかなり綺麗に治して頂けます。その際は剥がれた木片があればどんな細かいものでも保管されておかれることをおすすめします。まずは勘十郎さん本人にコンタクトを取られるといいと思います。ちなみに3月中旬までは勘十郎さん自身は出張中とのことです。
- 4:こわし丸さん (06-03-12 23:12, ID:o88uC/M [2866])
- 明鏡止水◆IDFFcYqcさん、ワカクワさんありがとうございました。
こういう状態のことを、外竹切れとか笄と言うんですね。過去レスを調べて学習いたしました。勉強不足でお尋ねして、すいませんでした。
いざ、弓師さんと相談をと思いましたが、何処へ行ったら良いのか困っていました。
早速、京都の柴田勘十郎さんと連絡を取りたいと思います。
- 5:四段さん (06-03-18 01:15, ID:DuJMtIw [2944])
- ただ、ひとつ問題があります。竹弓の修理はかなりお金がかかります。実際自分もそうでした。自分は肥後三郎という竹弓を引かせてもらってますが、こないだの五段審査前にあろうことか輸送中に首おれが起こりすぐに松永重昌先生「肥後三郎の製作者」に持っていったところ、修理代でん万円持ってかれました。自己管理の甘さが原因なのですが・・・。京都の柴田先生はいくら取られるか存じませんが、それくらいの覚悟はしたほうが良いですね。
- 6:こわし丸さん (06-03-18 14:48, ID:o88uC/M [2945])
- 四段さんありがとうございます。
すでに、柴田先生のところと電話にて連絡を取りました。弓の状態を説明しましたら、昔の水分の多い合成接着剤を使ってあるのだろうと言われました。
修理は可能で、外竹のほかにも、内竹も一緒に打ち直しをしたほうが良いと薦められました。
この修理のみの料金が31500円でした。詳しくは、見てみないと分からないとの事です。
私は今度二段の審査を受ける者ですが、自分の弓を持つのは初めてで、修理を依頼するか、グラス系の弓を購入するか悩んでいます。
- 7:四段さん (06-03-27 20:51, ID:kujr4.M [3048])
- 返信投稿がかなり遅れてしまってすいません。自分の母校の大学校の卒業式やら演習やらで遅れてしまいました。さて本題ですが、自分は竹弓を引かれる事をお薦めします。自分は祖父より中学から弓道を学んで高校3年までずっと竹弓を引かせてもらってました。防大に入ってからは上下関係等の事を配慮し竹弓を引くのを止めてましたが、折角弓道をやるなら伝統弓具を使ってこそ弓道だと思っています。特に竹弓はただ引くものではなく育てるものとある老範士の先生がおっしゃった事を覚えています。ですから自分も修練の際は常にいい加減な射は絶対許されない、という気持ちで修練に挑んでいます。弓と共に自らの射の品位を目指していく、まさに理想的な弓道修練の構造だと考えています。すいません。つい熱くなって文章長くなってしまいました。
- 8:明鏡止水 ◆IDFFcYqcさん (06-03-27 22:38, ID:9yS3fLc [3053])
- 当然のことですが、最終的には竹弓を引くことに異存はございません。
ただ現状での選択は、こわし丸さまの弓を引かれている状況や環境に因り異なるのではないかと考えます。
最初のご質問(このスレですね)を、ネットの掲示板に問わねばならない環境、道場や先生方に聞くことが出来ない状況ならば、どうなんだろうか・・・と云う問題です。
知ったり・・慣れたりしまえばどうって事ない竹弓の取り扱いや手入れの仕方なども、当然ですが其れなりにご存じの方に暫らく(手取り足取り)教えて戴くこと以外に、身に付ける方法は無いように思うからです。
また、練習量や日数にも因りますが、夏場一張りの弓を引き続けることも、弓にとってあまり好ましくないように思います。
以上のようなことを考え合わせて戴いて、余裕を持って竹弓と接することが出来るのであれば、グラスカーボンに比べ反動はないし圧倒的に竹弓の方が面白いと思います。
最後に私事ですが、高校で弓を初めて以来(まだ学校に竹弓しか無かったのですが・・)、殆んど竹弓で過ごして来ています。
ただ、大学時代一張りの竹弓で夏場矢数を掛けた為、全日の前日に笄をおこした苦い経験持ちです。
- 9:こわし丸さん (06-03-29 23:51, ID:o88uC/M [3089])
- 四段さん、明鏡止水◆IDFFcYqcさんありがとうございました。
私は、市の弓道団体に所属しており、仕事の合間をみて、多くて週2回ほど弓を引いています。弓道教室から始まり五月で丸2年になります。
先生にお聞きすることも出来たのですが、この掲示板にさきに載せてしまいました。
お二人の意見も含め、あらためて考慮しますと、竹弓と向き合って育てていける環境になるまで、私のささやかな夢といたします。
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