カーボン竹弓 (投稿13件)[1〜13]
- 1:L.L.T.D.R.さん (06-02-27 18:11, ID:5cAhctY [2634])
- 「清芳」などのカーボン竹弓ってありますよね??あれは普通の竹弓やカーボン弓と比較してどう違うんですか??(反動、手入れなど)
- 2:伯帥さん (06-02-27 19:02, ID:cpCmWsw [2635])
- よくは知らないけど、竹弓にカーボンいれる意味ないよ。 竹弓の意味がなくなるやん
- 3:空飛ぶライオンさん (06-02-27 21:03, ID:ZGlllCE [2637])
- 成りが崩れにくい、という意味がありますね。
本当に意味がないものなら弓師さんたちがこぞってカーボン入りの製作に力をいれるようなことはしないと思います。
事実いろいろな弓師さんからカーボン入り竹弓が出てるので『意味がない』なんてことはないでしょう。
- 4:紺色とんぼ ◆mBruRAL2さん (06-02-27 21:08, ID:6Ajs9B2 [2638])
- さすがによく知らないでもそこまではっきり言われると悲しいものがありますね。
はい、カーボンが入った竹弓の永野一翠を使っています。
僕は直心→鵠心→永野一翠と弓を変えていますのでそれを踏まえた上で聞いてください。
まずカーボンが入った弓を使ったことがないのでグラス弓との比較になりますが、矢勢はかなり悪くなります。
そのかわり反動もかなり減ります。
また変えた当初は前矢が増えました。今はさほど気になりません。
また押手が非常に疲れます。
グラス弓より押手がしっかりしないとまっすぐ飛びませんので…
その分勝手はかなり楽な印章がありました。
また直心は大三から思い切り負荷がかかりますが、永野一翠は引く量が多くなるにつれて負荷が増えてくるという感じです。
今思いつくのはこれぐらいです。
純粋な竹弓は引いた事がないのでわかりませんが、やはり一番違うのは裏反りですね。
カーボン竹弓は裏反りが低いです。
また裏反りが低いことも一つの要因だと思いますが、カーボン竹弓は純粋な竹弓に比べ故障が少ないようです。
最後に…
やはり竹弓でもニベ弓、合成接着剤の竹弓、カーボン竹弓それぞれまったく違うものだと思います。
特にカーボン竹弓は竹弓と分類されてるなかでも違いが激しいとは思います。
なので本当の竹弓の意味を追究するならニベ弓だと思います。
でも正しい弓具の扱い方を知る人がいなくなってきた現状ではカーボン竹弓は必要なものと思います。
- 5:よしさん (06-02-27 21:20, ID:BHCBvyA [2639])
- カーボン竹弓はどちらかというとカーボングラスの弓に近いと私は感じます。
私が感じたカーボンと違うところは竹弓なのでより愛着が湧くこと、上手く付き合わなければ故障もありえるということ、弓が重いということ、清芳を除けば竹弓にしかみえないこと、そして、弦音がずば抜けて良いといったところでしょうか。
竹弓と比較しますとより浅い裏反りで良い矢飛びが得られる、引きが硬い、従来の竹弓のように深い裏反りを必要としないので故障が激減した、成りが狂いにくい、一年を通して弓力が安定し、長年の使用でも弓力が落ちにくい、反動が竹より大きく、弓自体が重い、
同じ弓師の場合値段が従来の竹弓+1〜2万円かかるということです。
手入れはしなくても性能はキープできますし、清芳の小山さんいわく故障も今までほとんど例がないそうです。ですが竹弓と同じ手入れが出来るならそれに越したことはないと思います。
私は特製桑幡正清煤竹21キロを二年前に購入し、測った季節は違いますが未だに21キロをキープしています。
ですが伯帥さんの言うように竹弓のよさは軽く、反動も無に等しく引きも軽い、そして射手の技術に正直であるところがよいと思っていて、また竹弓は手入れの難しさに技術を要しますがそこに趣があり、私は好きです。今まで3張りほど竹弓が故障しましたが、どれもそこから学んだことを考えれば決して高い買い物ではありませんでした。ですのできっと今の特製桑幡正清で最後のカーボン入りになると思います。
長くなってすいません。ちなみに上の竹弓との比較はニベとの比較になってしまっています。
- 6:弓遊び ◆.t4dJfuUさん (06-02-27 22:13, ID:jJu6XIw [2641])
- 紺色とんぼさんのレスに少し付け加えておきます。
私は同銘のカーボン入り竹弓と普通の竹弓を所有しております。
私の所有する銘の竹弓の反りの件ですが、カーボン入りの方が高くなります。
裏反りの高低は銘によりけり、の部分もあるという事になります。
ともう一つ。
弓成りの変化は、カーボン入りの方が激しいです。これも銘次第である。ということになります。
両方とも22キロの弓ですが引き味・矢勢・矢飛びなどはどちらもあまり変わりません。
22キロという弓力が同じであれば普通のグラス・カーボン弓と比べても、矢飛び・矢勢も、あまり変わりません。
引き味はカーボンの有る無しにかかわらず竹弓の方がかなり柔らかい感じになります。流石にグラス・カーボン弓は硬い感じがします。この引き味は個人差がありますので一概には言えませんが。
私自身は、普通の竹弓を好んで使用します。離れの後の弦の振動(かな?)を収束するのは、普通の竹弓の方が早いようです。
- 7:L.L.T.D.R.さん (06-02-28 21:59, ID:5cAhctY [2653])
- なるほど...。ありがとうございます。他にも何かあればお願いします。
- 8:高一さん (06-03-01 21:42, ID:c6FKFPs [2658])
- 横からすみません。よしさん、竹弓の寿命ってどれくらいなんですか?
- 9:よしさん (06-03-01 22:45, ID:BHCBvyA [2660])
- 弓の寿命は手入れ、使い方、弓の種類(ニベ、合成接着、カーボン、)使用頻度など色々な理由でかなり幅がありますが合成では一般的に合成は10年から30年で接着剤の寿命がくるそうですのでこれくらいだと思ってください。
合成と対称的にニベは接着の問題よりも、ある程度枯らしてから竹などに外竹切れ、笄などの問題が出た場合内竹との接着と外竹との接着の調和がとりにくくなるため弓師によっては直さないで応急処置のみで引いていた方がほうがよいといわれることがあるそうです。
ですが私の周りの射手の扱いがいいのかそれ以上もっている弓も多いようですね。
肝心のカーボン竹弓ですがこれは出来てからも私が引き始めてからも日が浅いですし、寿命に関して10〜30年を下回るのかどうかはわかりません。
- 10:高一さん (06-03-02 01:59, ID:JfsVUn2 [2662])
- 竹弓の手入れといっても具体的に何をするのですか?弓具の手入れなんてまぐすねしかしたことないんで…w
- 11:よしさん (06-03-02 20:49, ID:BHCBvyA [2673])
- 私が気をつけていることは弦を張る前と張った直後に手ぬぐいで上下の竹を15回ずつこすること、張った直後は成り、弦通りを確認してしばらく引かないこと、そのため必ず道場ではなく家で弦を張りその状態で道場に持って行きます。
そして最初に的前に立つ前には必ず肩入れと巻き藁前で引くことです。
手入れとして気にしてやっていることは年に一度位、弓に椿油をつけ、手ぬぐいですばやく拭くくらいでしょうか。
- 12:高一さん (06-03-03 23:18, ID:gVgjadk [2695])
- 竹弓ユーザーがそんな苦労をしていたとは…竹弓って難しいですね
- 13:よしさん (06-03-03 23:58, ID:BHCBvyA [2698])
- 射手村を取ったりする方でなければ慣れてしまえば難しいことなど一つもありません。
あくまで私の場合ですけどね・・・手間のかかるところがまた竹弓にのめり込んでしまう一因でもあります。(笑)
ですのでカーボンは今ので最後にしようと思いました。
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