押手カケ (投稿9件)[1〜9]


1:あきさん
押手カケは普通のと簡易型ってあるらしいのですが、どう違うんですか?やはり簡易型のほうがあまりよくないんですか?

2:ワカクワさん
押し手カケには親指から手首まで覆う本押し手と、親指だけを覆う簡易押し手(チョンカケとも)があります。
 分厚6分5厘(26〜30キロ)の弓が平均弓力と言われた時代、押し手の手首をサポートするのに付けたのが本押し手でした。
 現在では押し手と言うと、離れの瞬間に矢で親指を擦って傷付けるのを防ぐために付けると言う認識がありますが、これは本来の押し手の趣旨にはありません。
 本押し手に親指以外に人差し指も覆う二重押し手というのもありますが、現在ではまず見られません。

3:ひよこさん
普通のというのは馬手のユガケのように下ガケを使うんですよ。大きさも馬手のユガケくらいなので、ぱっと見ると両手にユガケをはめているように見えます。
簡易型というのはそんなに大袈裟なものではなく、必要最小限の大きさといえば良いんでしょうか。ただ簡易型の中にも大きさなどによって三種類くらいあるので実際に弓具店にいって見てみると良いと思いますよ。
私は簡易型のほうしか使ったことがないので、良いか悪いかについては比較できませんが、簡易型でも不自由はありませんでしたよ。
あきさんの保護したい部分にも寄ると思いますが・・・

長々と失礼しました。

4:元さん
>分厚6分5厘(26〜30キロ)の弓が平均弓力と言われた時代、押し手の手首をサポートするのに付けたのが本押し手でした。

昔は堂射でなければ指の付いていない手首だけ巻き締めて固定する具が使われいたみたいですね(名称不明)。幕末〜明治期の写真にもこの類の物を左手首に巻いてあるのがよく見られます。
ただし徳川家等の天覧・礼射等では押し手ガケの仕様は礼に反するので使用されなかったとかなんとか…。その名残りが押し手ガケの試合での仕様禁止へと現代に繋がったのでしょうか。

矢が親指を摺る、というだけなら絆創膏を貼るだけで事足りますし、手の内の感覚も変わらないのでむしろお勧めです。

5:あきさん
大会では使ってだめなんですか…?

6:うき子さん
私は一般の大会で押し手をしていた選手の話は聞いた事はありますが・・・でも、もしいてもかなり少ないはずです。私は実際に見た事はないですけど。学生時分は本押し手をしていた選手はいましたね。
私自身は虎口の骨を痛めた際に簡易型を使用していましたが、手の内の感覚も変わるので、少々慣れるまで大変かもしれません。確かに痛みはかなり和らぎましたが。
押し手の使用を快く思わない方もいらっしゃいますし、私は師範より「私の流派は押し手は使わない」と言われた経験もありますので、私自身はあまりお勧めはしませんね。1つの経験として使用してみるのも良いとは思いますが、簡易は安いですが本押し手はわりに値段がします。
やはり素手が一番ですよ!怪我をしたらテーピングと絆創膏で補強です☆

7:さささん
確か本多流の方が使っていたような気がします

私も簡易型じゃない押手カケが欲しくて探していたのですが本格的なモノとなるとなかなか見つかりませんでした。

8:かちさん
押手かけを馬手につけてた俺は…

9:柏木さん
私は弓が強く、角見の働きで痛いためにつけています。試合でもつけますが、審査ではまちまちですね。


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