円相の意義 (投稿11件)[1〜11]
- 1:かもかもさん (2005/06/07(Tue)21:40:13, ID:ezp7cf6 [49688])
- 弓構えでよく「大木を抱くように」と指導される円相ですがどういった理由があるのでしょうか。もちろん弓構えの時点で腕がのびきった形にするのは良くないと思いますが、続く打起しで両肩が背中側に逃げないようにするには円相よりも少し腕をのばした形のほうがいいような気がするのですが。自分なりの考えでもなんでも結構ですのでその理由を教えてくださいm(__)m
- 2:弦音さん (2005/06/07(Tue)22:51:22, ID:sLAleJw [49706])
- 僕は円相の方が的中が良いですね。僕は円相にした方が左肩が入り、角見も効くので矢が真っ直ぐ、失速せずに飛びますね。
- 3:はと ◆gK3jqqK6さん (2005/06/07(Tue)23:06:00, ID:Ft9V3QI [49714])
- 私も円相を行う部類に入ります。あくまで私の感覚ですが円相の方が手先だけに力が入るのを防いで、特に大三から肘が上手く使えるような気がするのと、体全体に対する意識が高まる気がします。
- 4:弓遊びさん (2005/06/07(Tue)23:49:40, ID:ZeO/uQs [49726])
- 大木を抱えるような感じで、的枠を抱くような感じで、弓構えを行なった時、身体のどの部分を使っているのか感じがわかると思います。
その感じを、保ったままその後の動作に移れば良いのではないでしょうか?
と、私は思います。
- 5:dipper ◆YUkbpWWIさん (2005/06/08(Wed)00:11:33, ID:KLzK7wI [49735])
- 人は怠けたがりなので、円相を意識して
おかないと、はじめのうちは肘が下がったり、
手首が折れてしまいがちです。
そうすると馬手がしがんだり、大きく
引けない原因になります。
- 6:てらてらさん (2005/06/08(Wed)05:53:41, ID:mowJTtU [49751])
- 僕は弓構えの時は「円」とは意識せず、腕を軽く伸ばすような意識の方を優先しています。腕を軽く伸ばして、肘の内側を向かい合わせにする、という感じです。ピンと力を入れて伸ばすのとは違いますが。
生徒に「円」と言うと必要以上に肘を張りすぎて(曲げすぎて)、結局肩から手先に力の入りすぎてしまう子が多くなるように思います。
- 7:枕流@宮崎さん (2005/06/08(Wed)06:42:26, ID:ZNYGpB6 [49756])
- てらてらさんの考えに全く同感です。
日本で一番昔から歩射で正面に打ち起こしている小笠原流では弓構えは軽く肘を伸ばし、打ち起こしでは目通り過ぎから肘を伸ばすとされています。
この話題が出るといつも言っているのですが教本第1巻には弓構えは「円相」とは書いていません。
「円相」はあくまで執り弓の姿勢での解説です。
肘を折り、大木を抱え込んだ形になると肩の自由が無くなります。そのまま打ち起こして肩が上がり、大三の位置が以上に広くなっている方をよく見かけます。
それでも弓構えは「円相」なんでしょうか。
- 8:Qちゃん ◆ve0/ks1kさん (2005/06/08(Wed)13:46:03, ID:QtHqEIU [49776])
- >6,7
書こうと思っていいたことを既に書いてくださっていました。「円相」にこだわりすぎた弓構えと打起しをすると、高く上げればあげるほど、矢通りが自分に近づいて、結果的仁平付けになります。中学校からの経験者が、それに固執していて、とても窮屈そうな射になってるので、いろいろ言ってあげるんですが、なかなか直りません(直そうとしない?)
打起こしは「高く遠くに」と教えています。それをしようと思えば、打起しの進行とともに、自然に肘は伸ばし気味になります。フォークリフトみたいに真っ直ぐになっちゃあ、まずいですが・・。
- 9:斜面見習いさん (2005/06/08(Wed)15:52:21, ID:Y8Jo5UU [49784])
- 大木云々みたいな形になりませんか?
大木云々や円の形を意識するから不自然な形になると思うのです。 形だけにとらわれず力の働きも考えると良いと思います。
- 10:弓遊び2号さん (2005/06/08(Wed)15:57:15, ID:.7vACZ. [49785])
- 円相とは、弓道だけの言葉ではありません。
日本語では「円」の定義は、「角がない事」と、「どこにもかたよったところがない事」ですね。
円相に構えるを現代語訳すると、「どこにも角ばったところがなく、しかもかたよりがなく見えるように構える」といったところでしょうか。この考え方だと、弓をひく動作の最初から最後まで「円相」というものは存在します。
西洋数学を学んだ為か、円というと図形のコンパスで描いたような真円しか思い浮かびませんが、どうもその円とは違うようですね。
それと、「大木をかかえるように」は、かかえきれないような大木を想像するとわかりやすいかもしれません。そうすると、肘はすんなり伸びませんか?普通イメージしてしまう大木は、かかえきれる大きさの木であって、大木ではありません。あくまで「大木をかかえるような」「気持ち」なので、実際に木を懐に抱いてしまってはいけないと思いますが、どうでしょう?
- 11:かもかもさん (2005/06/08(Wed)21:04:40, ID:FDW5TAY [49810])
- たくさんの返信ありがとうございます。みなさんの考え方、とても参考になります。
私もQちゃんさんと同じように考えています。どこにも無駄な力をかけず、且つ「高く遠く」を意識して打起こせば自然と多少腕はのびた形になるのではないかと。弓遊び二号さんのかかえきれない大きさの大木のイメージにはなるほどと思いました。自分も今まで両腕におさまる大きさをイメージしていたので。
文章だけでは少しわかりにくい話題でしたね。自分は弓構えの形は腕をのびきらせてそこから力を抜いた時の形がちょうどいいのではないかと考えています。
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