葵使いさんへ


1:引退間近さん
43.235.244.157(usen-43x235x244x157.ap-usen.usen.ad.jp)
ごめんなさい。改行とかの仕方がわからなかったもので…
弓道を知ってる方と見込んで、もう1つ。
弓を保持する方法として考え出したのが、上押しをかけるように小指を握り締めるんじゃなくて、小指を弓に垂直に当てて引っ掛けるという方法。もちろん紅葉重ねを作ったうえでですが。正しいですか?
下押しが、腕の下の筋肉と左脇腹の筋を緊張させる感じというわかるのですが、何しろ肘から先のベクトルが下向きなもんで。矢が会で下を向いてるから当然矢道もしくは的の下だろうと。普通の骨格ならそれが正しいのはわかるのですが。
肘と拳の高さを合わせて、矢と平行にすればまっすぐ押せるのですが、それだと肩が浮く(楔形になる)から押し肩が弱くなって、矢がぶれるんですよね。
肘を入れ込んで無理矢理普通の骨格に合わせようとすると拳が右回転になってしまって矢が的の前下に落ちるし。
何か根本が間違ってるのでしょうか?
もし気を悪くされたならごめんなさい。
ちなみに僕は大学四年です。
2:葵使いさん
218.219.58.65(p065.net058.tnc.ne.jp)
紅葉重ねをしているということは日置か斜面打起しなのでしょうか。

>小指を弓に垂直に当てて引っ掛ける
弓に直角にするのは正しいです。
弓を押すにあたっては虎口=力点、天紋筋=支点の関係になります。
ので、小指が弓に直角ということは天紋筋が弓に対してまっすぐになるので、良いでしょう。
上押しをかけるにあたってもこの、てこの原理は同じです。

実際の引退間近さんの射を見ないとなんとも言えませんが、
どんな押し方であっても、大事なのは

弓に与えるベクトルがまっすぐであること

です。矢は下を向けないようにした上で押していかなければなりません。

手のひらを横にして壁についたとき、腕の形がどうなっていても
水平に体重を預けられる状態があると思います。
その状態が弓を引くときにもできるようになれば
まっすぐ押すことも出来るのではないでしょうか。
参考まで。
3:引退間近さん
43.235.244.157(usen-43x235x244x157.ap-usen.usen.ad.jp)
そう言われてみればそうですね。
少し考えてみます。

あと…今更ですが、紅葉重ねというのは取り懸けで、手の内を小さく作って親指と中指の半分くらいを重ねる形を言うのではないのですか?僕は正面打起しです。
それと上押しとは一体何…?下押しに抗する力で、それにて弓がまっすぐになるのだとは思うのですが、基本的にどーやってかけるのが正しいのでしょう?
審査受けた頃は、末ハズを前に倒す力だと思ってて、今はそうではないと思ってはいるのですが。(ちなみに最後に審査を受けたのは、一昨年の11月です。)
4:葵使いさん
218.219.58.65(p065.net058.tnc.ne.jp)
>紅葉重ねというのは取り懸けで、手の内を小さく作
ることですね。
>親指と中指の半分くらいを重ねる形
は初耳でしたが。薬指を中指小指の上に乗せたり。
まあ日置の技術なのでそうかな、と。
正面でやっていけないことはないですけども。

上押しとは・・・。う〜ん(^-^;
和弓は下側が強いので(下側が早く復元するので)、放って置くと矢は上に飛んで行ってしまいます。
そこで、弓の末弭を的側に押し、本弭を引き付ける力を加えて言わば相殺する必要があります。つまり
>末ハズを前に倒す力
と言っていいと思います。
押し方としては前述のように「てこ」のような力がかかることになります。
ただ、実際に末弭が的へ傾いてしまっては相殺どころか逆に下向きの力となってしまいます。
 ※残身の弓の傾きはある程度はよしとされることもあります。
 弓道教本一巻の残身を見てみて下さい。
 個人的には会の状態の傾むきの程度が良いと思っているのですが・・・ 
 

引き分けは上から下へと引いてくるため、人は上押しのほうが強くなりがちです。
弓に対しては上押しが必要なのですが、
人に対しては下押しを意識させる必要があるのです。

ところで小指側はあくまで体のほうへ力を向けているので手の内だけで下から押すことはできません。
なので腕の下筋を使って押せと言われます。
下押しは相対的に上押しを強くしすぎないために行うのです。
下押しに抗する力というよりは
上押しをサポートする力、かな。
5:夢幻さん
218.222.1.154(wacc2s2.ezweb.ne.jp)
紅葉重ねの手の内は上押しを強く利かせるための手の内と聞いたことがあります。
小指が十文字の手の内に比べて深くかかっている為に、末はずを的方向に傾けるちからが強くなわけです。
だから残身をみたときに弓の傾きが強いわけなんです。

ただ、教本や文献を読む限りでは残身のときに、弓は垂直に近いたち方が理想らしいです。
そのためには、手の内を整えるときに、天紋線に弓の左外竹をしっかりとあて、中・薬・小指の爪先を揃えて右側そば木につけます。
ここでは、しっかりと天紋線に弓の左外竹がついていれば人差し指の根本と弓の外竹は空間になっているはずです。
手の内を整えたら、その形を崩さないように打ち起こし、大三に移行する際に虎口の皮を弓に巻き込みながら、親指を送ります。
その手の内のまま引き分ける際に、少し握りの下側を押すようにして引き分けます。
目安としては、会の状態で手の内の中指と薬指の間にペンをはさんだら、だいたい腕の中心にくるようになるくらいです。
後は、脈所を的にむかって押していくだけです。この状態で離れれば弓はだいたい垂直に立つと思います。

長々とすいませんでした。
6:crystalさん
218.222.1.155(wacc2s3.ezweb.ne.jp)
紅葉重ねとは、中指と小指の上に薬指を乗せることではなく、日置流で手の内を 整えることを言うそうですよ。
7:斜面射手さん
210.232.30.34(ns1.pcy.mfnet.ne.jp)
アレは薬指を乗せるわけではなく、中指と小指が
締まるから薬指が押し出されて浮いてくるだけです。
8:crystalさん
218.222.1.153(wacc2s1.ezweb.ne.jp)
すいません。言い方がいけませんでした。僕が言いたかったのは薬指が上がらなくても紅葉重ねと言うということです。
9:葵使いさん
61.211.200.13(p013.net200.tnc.ne.jp)
>紅葉重ねは日置流で手の内を 整えること
そうですね。さらに言えば射そのものだったり射格だったりしますね。

印西派の単語は日弓連流になれた人たちには(自分には?)
新鮮でいい感じがしますね(^-^;

正面で引いていると斜面がかっこよく見えたりもしますけど
斜面の人は逆に思っているんでしょうかね?

斜面射手さん、その辺どうですか?(笑

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